名入れ泡盛本舗 かりゆし沖縄

泡盛の定義のひとつにもなっている「黒麹菌」について

ハイサイ! チュウウガナビラ

今日は泡盛の定義のひとつにもなっている「黒麹菌」について、スポットを当ててみたいと思います。

泡盛と黒麹菌

そもそも、お酒造りには欠かせない麹ですが、造るお酒の種類によって、使用される麹菌も変わってきます。

まず日本酒には、「黄麹菌」が使われます。次に九州の焼酎には、主に黒麹菌の突然変異である「白麹菌」が使われ、そして沖縄の泡盛には「黒麹菌」が使われます。

(最近は九州の焼酎でも、昔ながらの黄麹菌や黒麹菌を使う酒造所も出てきましたが・・・)

沖縄の泡盛に黒麹菌を使う理由とは

  • 黒麹菌を使うとアルコール発酵時に大量のクエン酸を作りだす。
  • 酸の多い麹で仕込まれた醪(もろみ)は、他の雑菌の混入を防ぐ効果があり、亜熱帯海洋性気候で高温多湿の沖縄でも、保健上安全に泡盛を造ることができる。
  • 白麹菌や黄麹菌に比べ、黒麹菌は酒の「コク」や「香り」を、より強く出す特長がある。

と言うことは・・・

もし黒麹菌が存在しなければ、沖縄の宝「泡盛」は、この世に存在しなかったということですね…

以上、本日は、泡盛造りに欠かせない黒麹菌についてでした。

あんしぇー、またやーさい!

 

泡盛の保存方法と古酒の育て方

泡盛(瓶)の保存方法

泡盛記念ボトルを保存する場所は、湿度があまり高くない冷暗所(直射日光が当たらない涼しい所)にて保存をお願いします。

泡盛出産祝い記念ボトル

また時々、きちんと栓がされているかチェックが必要です。栓が緩んでいると泡盛の蒸発の原因になります。
※泡盛 は元々自らが持っている成分で熟成するため、瓶の中でも成長(熟成)するお酒です。

■泡盛原酒 粗濾過44度

結晶模様のインプロボトル

記念ボトルに充填する崎山酒造廠の粗濾過44度は、丹念に仕上がった泡盛の旨味成分を最大限に残すため、濾過をできるだけ少なくしています。油分成分をほど良く残し、なおかつ自然な風味も漂わせながら貯蔵するのは至難の技。これを叶えてくれるのが恩納岳の水の成分(沖縄唯一の軟水)です。
このようなやさしい濾過は時として澱(おり)を出しますが、品質にはまったく問題ありません。恩納岳の自然水とじっと見守り続ける熟成方法で実現した崎山酒造廠ならではの芳醇な味と風味をお楽しみ下さい。

崎山酒造廠粗ろ過44度泡盛
老麹(ひねこうじ)山水仕込み
甕壷入り泡盛の保存方法

甕入り泡盛も瓶同様、湿度があまり高くない冷暗所(直射日光が当たらない涼しい所)にて保存をお願いします。

書浪人善隆の宝酒嘉例(甕壺)

また甕での貯蔵は少しずつ泡盛が蒸発することがありますので、時々、中身の量をチェックして(飲んだり、蒸発して)泡盛が減った分だけ、少し若い古酒を継ぎ足していきます。その時、泡盛を入れる量は最高でも甕の肩くらいの位置までにします。

■1年間に飲んでもいい目安(全量の20%以下)

 3升甕の場合 1000mlまで 5升甕の場合 1800mlまで

仕次ぎは家族の歴史

仕次ぎとは、琉球王朝時代から伝わる古酒作りの素晴らしい手法です。
具体的にいうと、年代物の古酒にそれより少し若い古酒を注ぎ足すことで、酒を劣化させないようにする手法です。
昔は甕を3つ用意したといいます。そして、一番古い泡盛(1番甕)、次に古い泡盛(2番甕)、またその次に古い泡盛(3番甕)と甕を並べ、一番上等な泡盛(1番甕)を飲んで、その減った分を次に古い泡盛(2番甕)から継ぎ足し、また2番甕が減った分を、今度は3番甕から2番甕へ継ぎ足し、最後は3番甕に、仕次用の一升瓶で泡盛を継ぎ足します。ただ、現実的には、複数の甕を用意できない、また甕の管理も大変と感じる方も多くいらっしゃることと思います。そこで当店では、そのようなご家庭では、まず甕を一つだけご用意していただき、気軽に古酒造りを楽しんで頂くことをお勧めします。甕が一つでも、飲んだ分を仕次用の一升瓶で継ぎ足していけば、安定的に美味しい泡盛を末永くお楽しみ頂けます。

仕次ぎの方法

是非、泡盛古酒を、皆様の「家の宝」として、ご家族の歴史と共に、代々受け継いでいってほしいと思います。

9月4日は「古酒(くーす)の日」

はいさい!宜志やいびん!!
本日、9月4日は語呂合わせで「古酒(くーす)の日」ですね!
そこで今日は、泡盛の古酒について少し紹介をさせていただきたいと思います。

忠孝琉球城焼甕壺

「古酒(くーす)の日」は、古酒文化の継承と発展を広く伝える為、泡盛百年古酒元年実行委員会によって制定されました。
泡盛には約600年という長い歴史があります。
そして日本最古の蒸留酒で、焼酎のルーツと言われているだけではなく、「国産最高の蒸留酒」とも言われています。

多良川酒造地下蔵内部

泡盛の最大の魅力は、なんといっても年月をかけて熟成させれば、素晴らしい「古酒」に育っていくこと。
沖縄では古酒と書いて「クース」と読みます。

長期熟成泡盛貯蔵甕壷

また、よく甕やビンに入れて熟成させることを「寝かせる」「貯蔵する」と表現します。
寝かせば寝かすほど香りも良くなり、口に含んだときの舌触りもまろやかになります(変化します)。

そう、長期熟成泡盛(古酒)のもうひとつの魅力は、香り。

泡盛の香り

その風味の芳醇さは、1853年に琉球国を訪れたペリー一行が、「まるでフランスのリキュール(ブランデー)のようだ」と表現したように、現代でも世界的に評価されている年代物のウイスキーやブランデーと肩を並べることができるほどの名酒が泡盛です。

では、泡盛はどれくらい熟成させれば古酒といえるのでしょうか?

古酒とは

現在の規定では、泡盛の全量を3年以上寝かせたもの(貯蔵したもの)に限り「古酒」表記してよいことになっています。
反対に、蒸留して3年未満の泡盛は「一般酒」と呼ばれ、いわゆる日常で手頃に飲める泡盛として広く流通しています。

泡盛一般酒
ウィキペディア(Wikipedia) より

また、古酒の中にはいくつかの泡盛を混ぜたり、割合が違ってたりする場合もあります。
その場合、表記としては寝かせた(貯蔵)年数が若い泡盛に合わせなければなりません。
例えば、「3年貯蔵泡盛 + 5年貯蔵泡盛 = 3年古酒泡盛」といった具合です。

泡盛は熟成するお酒です。
昔から「金庫のカギは家来に預けても、酒蔵のカギは主人が肌身離さずに持ち歩いた」といわれるほど、古酒は大切に育まれ珍重されてきました。

酒器カラカラ

沖縄では、出産祝いに泡盛入りの甕(壷)を贈り、子どもが成人式を迎えたらみんなで20年ものの古酒で祝う風習が今なお残っています。

熟成泡盛の香り、美味しさとその文化を語り合う「古酒(くーす)の日」
県内各地ではイベントなども開催されます。

古酒(くーす)の日イベント
今年は、パレットくもじ前イベント広場にて開催

琉球泡盛の楽しみ方、さらに古酒文化が皆様に広く認知され、生活の一部となって定着し、さらに受け継がれていく…

泡盛物語

皆さまの絆を深めていく「結酒

泡盛「古酒(クース)ロマン」

なんだかワクワクしませんか?

【泡盛物語】世界にひとつの本当の理由

どうしてなのでしょうか。

あらゆる場所にある泡盛が、やがて「世界でひとつになる」なんて。

ある日、ひとつの酒造所で生まれた泡盛が、縁あってあなたの家にやってきたとします。

その泡盛は、これからの永い年月を、この『世界でふたつとない家(環境)』で過ごすことになりました。

家では毎日、可愛らしい赤ちゃんの泣き声や、明るく元気なお父さんの笑い声、そしていつも家族を陰で支えてくれるお母さんの優しい声が聞こえてきます。

そうそう・・・
宮古島のある酒造所では、泡盛にクラシック音楽を聴かせているそうですが、もしかしたら、泡盛は家族の会話を聞き、日々の出来事を家族の傍で見守りながら育っているのかもしれないですね。

家族写真

ある日、ひとつの家族のもとにやってきた泡盛が、五年、十年、二十年と共に時と熟成を重ね、家族の物語を記憶する。

そう、ひとつひとつ―。

それぞれの家族にはそれぞれの歴史があるからこそ『世界でたったひとつの泡盛』になるのです。

誰かを想い、生きた証を受け継いでゆく・・・

かけがえのない人生を送るすべての人の心に、かりゆし(幸せ)がつながって、結ばれていきますように。

>>かりゆし沖縄のホームページはこちらから

琉球の伝統を継承する-心を結ぶ琉球泡盛-

琉球王朝時代から、沖縄では甕に貯蔵した泡盛を古酒に育てる伝統がありました。

王家では百年を超える泡盛古酒を国賓に振る舞い互いの和を確かめ
名家では家宝の古酒を振る舞うことで親友や家同士の絆を深めていました。

いわば泡盛古酒は、人と人の心を結ぶ
おもてなしのお酒だったのです。

先の世界大戦でそのような古酒文化は一度途絶えたかに思われましたが
戦後七十年を経た現在、徐々に復活しつつあります。

泡盛は人と人の心を結ぶ、おもてなしのお酒

家庭で泡盛古酒を育てる人も増えました。

昨今では誕生祝いや結婚祝い、新築記念と、人生のめでたい節目を迎える方々に
記念の泡盛を贈る習慣も一般的になっています。

その泡盛には、皆様のご家庭が末永くお幸せで、お贈りした泡盛が百年、二百年と育ち
御家珠玉の家宝となりますようにとの願いが込められています。