名入れ泡盛本舗 かりゆし沖縄

『ちむどんどん』に期待したいこと

【画像】今日の沖縄の朝空

はいさい!ぐすーよーちゅーうがなびら

今朝の沖縄は曇り。この後、少し雨がぱらつきそうですので、外出時には車に傘を入れておくと安心かもしれませんね。

さて、今月11日からスタートしたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」

私も録画して、毎日楽しみに観ておりますが、お父さんが亡くなった回の日は寝つきが悪かったです。

「ちゅらさん」世代の私としては、古波蔵家のあのハチャメチャに明るい、いかにもウチナーの家族を描いたドラマを想像していたこともあり、ドラマ前半で起こったシリアスな展開にはちょとビックリです。

ただ、今回のこのドラマ「ちむどんどん」は、貧困家庭や米軍機の爆音など沖縄が抱える社会問題も時々描写され、今までの沖縄ドラマ(ちゅらさん・純と愛)とは方向性の違いがはっきりとしている雰囲気は感じとれますね。

さて、沖縄を舞台としたドラマや映画に欠かせない名脇役といえば、やはり「しまー」こと「泡盛」。

泡盛を飲みながら、誰かの幸せを喜んだり、誰かのために涙したり、泡盛は名シーンには切っても切れない存在です。

「ちむどんどん」でも、もっと泡盛にまつわるストーリーを随所に入れ込んで、泡盛業界全体を盛り上げてほしいなーと期待したいです。

そんな沖縄が誇る名酒・泡盛が今窮地に立たされようとしています。

【画像】泡盛の記事
出典:琉球新報

見慣れた「泡盛出荷〇〇年連続減」の見出し。

確かに新型コロナウイルス感染症の影響もあったとは思います。

思いますが、仮に新型コロナウイルス感染症がこの世になかったとしても、出荷減少の波は止められなかったと(残念ながら)思います。

私が沖縄に移住する30年ほど前、当時地元で「あわもり」のことを良く知る人は、少なくとも私の周りでは皆無でした。

私もその内のひとりでしたが、沖縄が好きになる流れの中で「あわもり」のことを知り、地元では手に入らないこともあり、とりわけ古酒(クース)は私にとっては「憧れの酒」になったものです。

そんな「憧れの酒」が今や〇〇焼酎や安価なサワーにもシェアを奪われる始末。

(「俺の憧れの酒を返せ!」と言いたい)

もちろん各酒造所の方々は、おいしい泡盛を造るため日夜努力を重ねていることは理解しております。ですが、コーヒーを入れたり、梅を入れたりしてお茶を濁すやり方は順番が逆で、苦しくても王道を征くことで道を極め、泡盛復活の狼煙を挙げるのが先なのではないでしょうか。

木を見て森を見ず-。

600年の歴史を誇る琉球泡盛。

もっと堂々と

もっと神々しく

本道を極めてほしいと思います。

それでは、今日も皆さまにとって、良き日でありますように。

あんしぇー、またやーさい!


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