琉球王朝時代
沖縄では甕に貯蔵した泡盛を古酒に育てる伝統がありました。
王家では百年を超える泡盛古酒を国賓に振る舞い互いの和を確かめ
名家では家宝の古酒を振る舞うことで親友や家同士の絆を深めていました。
いわば泡盛古酒は、人と人の心を結ぶ、おもてなしのお酒だったのです。
先の世界大戦でそのような古酒文化は一度途絶えたかに
思われましたが、戦後七十年を経た現在、徐々に復活しつつあります。
家庭で泡盛古酒を育てる人も増えました。
昨今では誕生祝いや結婚祝い、新築記念と、人生のめでたい
節目を迎える方々に、記念の泡盛を贈る習慣も一般的になっています。
その泡盛には、皆様のご家庭が末永くお幸せで
お贈りした泡盛が百年、二百年と育ち、御家珠玉の
家宝となりますようにとの願いが込められています。
親から子へ 子から孫へ 想いをつなぐ-
御家珠玉の家宝となる泡盛のバトンを
次世代へ-
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