名入れ泡盛本舗 かりゆし沖縄

泡盛古酒とは

ハイサイ! チュウウガナビラ
さて、前回の続きになりますが、今回は泡盛の古酒について
少し紹介をさせていただきたいと思います。

泡盛の最大の魅力は、なんといっても年月をかけて熟成させれば
素晴らしい「古酒」に育っていくことです。
※沖縄では古酒のことを「クース」と言います。

古酒樽貯蔵

また沖縄では、よく甕やビンに入れて熟成させることを
「寝かせる」と表現しますが、寝かせば寝かすほど香りも良くなり
口に含んだときの舌触りもまろやかになります(変化します)。

その風味の芳醇さは、1853年に琉球国を訪れたペリー一行が
「まるでフランスのリキュール(ブランデー)のようだ」
と表現したように、現代でも世界的に評価されている年代物の
ウイスキーやブランデーと肩を並べることができるほどの名酒が泡盛です。

クース

では、泡盛はどれくらい熟成させれば古酒といえるのでしょうか?

現在の規定では、3年以上熟成させた泡盛が
全量の50%を超えていれば「古酒」
と表記してよいことになっています。

反対に、蒸留して3年未満の泡盛は「一般酒」と呼ばれ
いわゆる日常で手頃に飲める泡盛として幅広く流通しています。

つまり、「古酒」とだけ表記されている泡盛は
3年以上の古酒と、一般酒のブレンドといえます。

沖縄のお酒

一方で、古酒年数をしっかり表記した泡盛もあります。

2004年6月から沖縄県酒造組合連合会が実施した品質表示の自主規制により
古酒年数の表示が厳しく統一されていますので
このように年数が表示された泡盛は、少なくとも
その年数は確実に熟成されているという証明にもなります。

具体例をあげると、5年、7年など
はっきりと年数が表記された泡盛古酒はその全量が100%以上
その年数の間熟成されたものでなくてはならないと規定されています。

長期保存酒

5年古酒でしたら、その全量が5年熟成させた泡盛か、あるいは5年古酒に
それ以上の年数寝かせた古酒をブレンドしたものでなくてはなりません。

ブレンドした場合、常に貯蔵した年数が
若い泡盛の方の年数を表示しなくてはならないのです。

例えば、20年古酒に少量でも3年古酒がブレンドされていれば
そのお酒は「3年」としか表記してはいけません。

また、先にご説明した「古酒」の表記でも
3年以上の古酒が50%以上であればよいわけですが、その裏ラベルには
「古酒80%」、「5年古酒40%、3年古酒35%、一般酒25%」
というふうに、古酒の割合を表記してあれば
より消費者にとって、分かりやすいものになります。

一般酒に10%以上50%以下の古酒をブレンドする場合
「混合酒」「ブレンド酒」と表記できますが、この場合も
「古酒○%」と混合率を裏ラベルで表記しなくてはいけません。

貴重なお酒

古酒を選ぶときには
裏ラベルの古酒の混合率なども確認してみるといいと思います。

古酒年数が高ければそれだけ素晴らしい泡盛古酒である
可能性が高くなるわけですが、その風味は酒造所によって
またはブレンドによっても違ってきます。

琉球ガラスと泡盛

お酒は嗜好品ですので、飲む人それぞれが好む味も千差万別。

いろいろ飲み比べてみるのも楽しいかと思いますよ!!

【追記】
平成27年8月1日より、琉球泡盛の「古酒」表示について、全量が泡盛を3年以上貯蔵したものに限って表示されることになりました。
■「古酒」の表示
全量が3年以上貯蔵したものに限って表示されます。
なお、しばらくの間は店頭、市場において従来基準古酒商品との混在が考えられますので、商品詰口年月日が平成27年8月1日以降となっているかをお確かめください。
■年数の表示
貯蔵年数が表示されている場合は、当該年数以上貯蔵したものを示します。
■混和酒の表示
古酒が10%以上混和され、かつ混和割合が示されております。
沖縄県酒造組合ホームページより
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