名入れ泡盛本舗 かりゆし沖縄

泡盛について

泡盛のルーツ

琉球の世から沖縄の世にかけて、長い歴史の中で成熟されてきた泡盛ですか、そのルーツを探っていきたいと思います。
一般的に「泡盛は15世紀頃にシャムの国(今のタイ)から伝わった」とされていますが、まだまだその説にも未知の部分があるようです。
泡盛のルーツがシャム(タイ)であると定説になったのは、東恩納寛惇氏の「泡盛雑学(昭和9年)」がきっかけになったそうです。
東恩納氏は1933年(昭和8年)にシャム(タイ)を訪問し、そこでラオ・ロンという蒸留酒を飲み、「泡盛は香気・風味ともにラオ・ロンと全く一緒であることに感慨を受けた」と著書に記しています。事実、琉球王朝時代の15世紀には「シャムから蒸留酒が伝来している」との歴代宝案などの記録もあり、シャムのラオ・ロンが泡盛の親酒の一つだと言えそうですが、そこにはもう一つの説が・・・

東恩納寛惇

東恩納寛惇(1882-1963)
沖縄歴史研究者。
明治15年那覇に生まれる。第五高等学校を経て東京帝国大学で史学を専攻。東京府立高等学校(都立大学の前身)、拓殖大学などの教授を歴任する。1933年(昭和8)から1年間、東京府の在外研究員として東南アジア諸国、中国を歴訪し、アユタヤ(タイ)の日本人町跡の発掘に貢献。
1958年沖縄タイムス文化賞受賞。琉球新報社には東恩納寛惇賞がある。

1934年、中国から冊封正使として琉球を訪れた陳侃は、そのとき振る舞われたお酒について「国王がすすめてくれた酒は清くて強烈だった。その酒はシャムからきたもので、造りかたは中国の蒸留酒と同じだ」と述べたそうだ。
その約200年後の1913年、首里王府がまとめた書物「琉球国由来記」によると、「泡盛は中国との交流でもたらされた」と記されています。
(これは琉球側による最古の酒の記録だそうです)
萩尾俊章著「泡盛の文化誌」によると、東恩納寛惇氏による「タイ伝来説」を否定しないものの、中国・福建ルートの可能性も示唆しています。

その理由として

  1. 福建省には米の蒸留酒が存在し、諸記録から中国の宋代にはすでに蒸留酒と蒸留の技術があり、琉球との交流の窓口となった福建の泉州、続く福州にも、14世紀から15世紀には蒸留の技術が伝わっていたとされる。
  2. 福建をはじめとする西南中国には、沖縄と同じく「泡を盛る」習俗が存在していたこともあり、福建を経由して蒸留酒が沖縄に伝来した可能性も否定はできない。
  3. 福建を中心とする西南中国では、泡盛と同じように、(酒の酒造時に)アルコール度数別に「初留」「中留」「後留」の三種類に分別する技法など、お酒造りに共通する点がある。

以上、3点のことをふまえ、なおかつ琉球と中国の深い交流の歴史を考えると、泡盛の伝来は「シャムルート」とともに「中国・福建ルート」も十分ありえるということです。
これは私の個人的な感想ですが、アジア諸国との交流が盛んだった琉球王国ですので、各国のお酒造りのよいところを学び、取り入れ、最終的には「琉球独自のお酒造り」を完成させたのではないかと思います。
将来、泡盛のルーツが解明される時がくるかもしれませんが、謎に包まれたままの「泡盛のルーツ」もまた、琉球浪漫を感じざるを得ないですね。

泡盛の特長

崎山酒造廠蔵

まず、泡盛の大きな特長は次の4点といえます。

  1. 原料にタイ米を使用する。
  2. 黒麹菌を用いる。
  3. 仕込みは1回だけの全麹仕込みである。
  4. 単式蒸留機で蒸留する。
    「麹」はお米や芋などの穀物でお酒を造るとき、原料を糖化させる為に必要なものです。
    また日本酒には黄麹、焼酎は主に白麹が使われるのに対し、泡盛造りに使用される麹菌は、「黒麹」。
    泡盛の特長は何といってもこの黒麹を使うという点が挙げられます。

また、泡盛の原料には一部の銘柄を除き、インディカ種(細長い系統のお米)のタイ米が使用されています。
こうして原料のタイ米を、黒麹を使って米麹にし、それに水と酵母を加えてもろみにし、2週間ほどアルコール発酵させます。
このシンプルな工程は「全麹仕込み」といわれ、これも泡盛独特のものです。(泡盛以外の国内の焼酎はこの仕込みの工程を2度に分けて行います)

さて、2週間ほど発酵させたもろみを蒸留させるといよいよ泡盛が出来上がります。この時に使われる蒸留機は「単式蒸留機」と定められています。
単式蒸留機は、もろみに含まれる成分をほどよく蒸気に含ませる為、原料の風味をあますところなく蒸留酒に反映させるという特徴があります。

古酒(クース)とは

古酒とは、泡盛を3年以上貯蔵したもので、昔から金庫の鍵を家来に預けても、酒蔵の鍵は主人が肌身離さずに持ち歩いたといわれるほど、古酒は大切に育まれ珍重されてきました。
また、ウイスキーやブランデー、ワインなどにもビンテージ物はありますが、泡盛は大切に管理していけば、100年、200年の古酒に、それも各ご家庭で育てることができます。このようなお酒は、世界でもほとんど例をみません。第二次世界大戦で100年を超える古酒はほとんど失われてしまいましたが、戦後育てられた20年、30年といった古酒でも、その芳醇な味わいと甘い香りは高く評価されています。泡盛のオリジナリティーとクオリティーの高さは、世界の名酒のひとつであると胸を張れるものなのです。
また沖縄では、よく甕やビンに入れて熟成させることを「寝かせる」と表現しますが、寝かせば寝かすほど香りも良くなり、口に含んだときの舌触りもまろやかになります(変化します)。その風味の芳醇さは、1853年に琉球国を訪れたペリー一行が、「まるでフランスのリキュール(ブランデー)のようだ」と表現したように、現代でも世界的に評価されている年代物のウイスキーやブランデーと肩を並べることができるほどの名酒が泡盛です。

泡盛の名前の由来

泡盛は、もともと「南蛮酒」と呼ばれていたそうですが、江戸幕府への献上品目録では「焼酒」や「焼酎」と表記されていました。それが1671年、尚貞王から四代将軍家網への目録に「泡盛」という名称が初めて登場します。
では、その蒸留したお酒を「泡盛」と呼ぶようになった由来はといいいますと・・・

①原料起源説(=「粟」)由来説
これは元は泡盛を作るのに原料として粟を用いていたとする説です。
江戸時代の文献には、粟で焼酎を作ったので「あわもり(粟盛り)」といい、それが「泡盛」の名のもとになったと記しています。

②「泡」由来説
これは蒸留のしたては、泡がさかんに盛り上がる様子から「泡盛」となったとする説です。
また泡由来説には、もう一つあり、昔、酒屋が泡盛の度数を見るのに、蒸留後の酒を茶碗から茶碗に移したり、酒を柄杓ですくい採って上からカメに落とし、その泡立ち具合を見てその時のアルコール分の強さを計ったそうです。アルコール分が高いほど「泡」が長くもち消えにくかったので、この計り方を「アームリ」つまり「泡を盛らせてみる」が転じて「泡盛」となったという説です。

南島雑話
「泡を盛る図(南島雑話より)」

それ以外にも、薩摩藩が九州の焼酎と区別するために名付けたとする「薩摩命名説」や、古代インドの文語であるサンスクリット語で酒の事を意味する「アワムリ」に由来するという説もあります。
まだはっきりとは解明されてはいませんが、一番有力視されているのが②の「泡」由来説だと言われています。

良質な古酒づくりに大切な親酒選び

良い古酒を育てる為には、その元となる泡盛(親酒)選びが重要な鍵となります。では、どのような泡盛が良い古酒を育てるのか?
今から“親酒選びのポイント”を二つ挙げます。

①アルコール度数の高い泡盛を選ぶ
泡盛が古酒(クース)になるのは、泡盛がもともと持っている成分が、長い年月とともに甘い香りや、円熟味を帯びた風味に化学反応していくことが要因となっています。そのため、アルコール度数が高ければ高いほど、泡盛に変化を及ぼす(古酒になる)成分がたくさん含まれています。
逆にアルコール度数の低い泡盛はとても飲みやすく、若い方や女性に人気が高いのですが、度数が低いということはつまり、飲みやすくするために水で薄めているということになり、その結果、泡盛に変化を及ぼす(古酒になる)成分が減ってしまうことになります。
良い古酒を育てるには「アルコール度数44度(前後)」の泡盛原酒を「親酒」に選ぶことから始めましょう。

②しっかりした“味”の泡盛を選ぶ
次の親酒を選ぶポイントは「味のしっかりした泡盛」を選ぶ事です。最近の泡盛は、昔と比べて凄く飲みやすくなりました。それは泡盛の製造技術や設備がこの数十年で格段に進化した証です。
但し、飲みやすい泡盛を造る為、泡盛の製造段階であまり個性的な成分が出ないように工夫したり、ろ過を強めに行う事で泡盛独特の香りやコクを取り除いたりします。ですが、実は、この泡盛独特の香りやコクこそが、泡盛の古酒化にとても大事な成分だといわれています。いい古酒を育てるには、飲みやすい泡盛を選ぶよりも、「個性的で、濃いな」と思われる泡盛のほうが、古酒造り用の親酒にはいいと言われています。

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泡盛は甲類?乙類?-焼酎の分類について-

ハイサイ! チュウウガナビラ

皆さんは、焼酎の分類についてご存知ですか?

「本格焼酎」「ホワイトリカー」「焼酎甲類」「焼酎乙類」 など…

お酒のラベルを見ると、こんな表示を目にしたことはありませんか??

一般的にはあまりなじみがないですよね?

「泡盛も焼酎って聞くけど…?」

琉球泡盛「松藤」
崎山酒造廠の琉球泡盛「松藤」

今日は、その焼酎の分類について簡単にまとめてみました!

\意外と知らない焼酎の基本/


【焼酎甲類】

甲類とは「連続式蒸留機」で作ったアルコールを、水で薄めてつくられる焼酎のことです。

何度も蒸留を重ねる為、大量生産が可能です。
またアルコール度数は36度未満と決められています。

無色透明でピュアなクセのない味わいが特徴。

(ホワイトリカーと表示されることもある)


【焼酎乙類】

乙類とは「単式蒸留器」で蒸留して造る焼酎で、古くから作られている伝統的な焼酎です。

蒸溜が1回だけの為、原料本来の風味や旨みを、しっかりと味わうことができる焼酎です。

アルコール度数は45度以下と決められています。

(本格焼酎と表示されることもある)


それでは、「泡盛」はといいますと・・・

もちろん「焼酎乙類」に入ります。

古式地釜蒸留機
昔ながらの地釜単式蒸留(与那国島:崎元酒造)

ただし、沖縄の与那国島にはアルコール度数45度を遥かに超えるお酒が存在します。

そのお酒は「花酒」と呼ばれ、泡盛と同じ製法で造られますが
アルコール度数が60度と高いために
酒税法上「スピリッツ(または、原料用アルコール)」に分類されます。

花酒(ハナサキ):名前の由来

花酒の名称は昔、泡盛の度数を計る時にある一定の高さからグラスの中にお酒を注ぎ
グラスの中にできる泡の盛り具合(量)で度数を決めていましたが度数の高い花酒は一番泡の量が多く、
まるで花が咲き誇っているように見えた事から花酒と呼ばれるようになりました。

日本では唯一「60度のお酒造り」を許された、与那国島の秘酒。ぜひ一度はお試しあれ!

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かりゆし沖縄限定古酒25度「与那国」
※花酒ではありません。
 

沖縄を代表するお酒「琉球泡盛」とは、どんなお酒なのでしょうか?

琉球泡盛とは―。

地下蔵
『地下蔵』は、気温・湿度が安定しており
泡盛にストレスを与えない熟成に適した環境です

まず、泡盛の大きな特徴は次の5点といえます。

  1. 原料が米(タイ米)であること(焼酎は主に「ジャポニカ米」を使用)
  2. 暑さに強い黒麹菌を使用すること(焼酎は主に「白麹」を使用)
  3. 仕込みは1回だけの全麹仕込みであること(焼酎は主に「二次仕込み」)
  4. 単式蒸留器を使用(焼酎は主に「連続式蒸留器」)
  5. 常圧蒸留製法(焼酎は主に「減圧蒸留製法」)

※酒造所によっては、上記の特徴と異なる場合があります。

「麹」はお米や芋などの穀物でお酒を造るとき、原料を糖化させる為に必要なものです。

また日本酒には黄麹、焼酎は主に白麹が使われるのに対し、泡盛造りに使用される麹菌は、「黒麹」。

泡盛の特徴は何といってもこの黒麹を使うという点が挙げられます。

黒麹菌をまく「麹づけ」
蒸したタイ米に黒麹菌をまく初期段階の「麹づけ」

また、泡盛の原料には一部の銘柄を除き、インディカ種(細長い系統のお米)のタイ米が使用されています。

こうして原料のタイ米を、黒麹を使って米麹にし
それに水と酵母を加えてもろみにし、2週間ほどアルコール発酵させます。

このシンプルな工程は「全麹仕込み」といわれ、これも泡盛独特のものです。

(泡盛以外の国内の焼酎はこの仕込みの工程を2度に分けて行います)

ステンレスのタンクで醸造する泡盛
泡盛をタンクで仕込み、かき混ぜ、もろみの温度を一定にしながら酸素を送り、酵母を増やします

さて、2週間ほど発酵させたもろみを蒸留させるといよいよ泡盛が出来上がります。

このときに使われる蒸留機は「単式蒸留機」と定められています。

単式蒸留機は、もろみに含まれる成分をほどよく蒸気に含ませる為
原料の風味をあますところなく蒸留酒に反映させるという特徴があります。

単式蒸留器を使用

さらに、こうやってできる泡盛には、「古酒に育つ」という大きな魅力があります。

ウイスキーやブランデー、ワインなどにもビンテージ物はありますが
泡盛を大切に管理していけば、100年、200年の古酒に、それも各ご家庭で、育てることができるのです。

酒造所によっては、音楽を流しながら泡盛を熟成させることも

このようなお酒は、世界でもほとんど例をみません。

第二次世界大戦で100年を超える古酒はほとんど失われてしまいましたが
戦後育てられた20年、30年といった古酒でも、その芳醇な味わいと甘い香りは高く評価されています。

泡盛のオリジナリティーとクオリティーの高さは
世界の名酒のひとつであると胸を張れるものなのです。

全国の皆様、ぜひ沖縄の伝統酒「泡盛」を一度はお試しください。

 

泡盛の定義のひとつにもなっている「黒麹菌」について

ハイサイ! チュウウガナビラ

今日は泡盛の定義のひとつにもなっている「黒麹菌」について、スポットを当ててみたいと思います。

泡盛と黒麹菌

そもそも、お酒造りには欠かせない麹ですが、造るお酒の種類によって、使用される麹菌も変わってきます。

まず日本酒には、「黄麹菌」が使われます。次に九州の焼酎には、主に黒麹菌の突然変異である「白麹菌」が使われ、そして沖縄の泡盛には「黒麹菌」が使われます。

(最近は九州の焼酎でも、昔ながらの黄麹菌や黒麹菌を使う酒造所も出てきましたが・・・)

沖縄の泡盛に黒麹菌を使う理由とは

  • 黒麹菌を使うとアルコール発酵時に大量のクエン酸を作りだす。
  • 酸の多い麹で仕込まれた醪(もろみ)は、他の雑菌の混入を防ぐ効果があり、亜熱帯海洋性気候で高温多湿の沖縄でも、保健上安全に泡盛を造ることができる。
  • 白麹菌や黄麹菌に比べ、黒麹菌は酒の「コク」や「香り」を、より強く出す特長がある。

と言うことは・・・

もし黒麹菌が存在しなければ、沖縄の宝「泡盛」は、この世に存在しなかったということですね…

以上、本日は、泡盛造りに欠かせない黒麹菌についてでした。

あんしぇー、またやーさい!

 

【今読みたい漫画】

はいさい! コザ店から松本です。

最近、こんな本の存在を知りました。

その本のタイトルは、あおきてつお作『クースー さくらと秋奈 夢の酒』

漫画くーすの表紙

主人公の水野さくらは酒をこよなく愛する20歳で、実家は父が営む蔵元「ちゅらぢゅら酒造」。そこを訪れるために15年ぶりに沖縄に帰郷する。しかしちゅらぢゅら酒造は廃業し、荒れ果てていた[1]。さくらは実家の復興に向けて動き出すが、資金難という問題に直面し、さくらは意外な方法で危機に立ち向かう。さくらに協力する秋奈は印南酒造が支援するカクテルコンテストへの出場を強く決意し、天才テイスターの火浦に教えを請う[2]。これは2人の女性による蔵元復興物語である。

Wikipedia より

平成21年から平成22年にわたってビジネスジャンプに連載されていたそうですが、漫画の存在どころかビジネスジャンプという雑誌も知りませんでした。(沖縄でも売っているのかな?)

さっき調べたところアマゾンでも入手可能ということでしたので、さっそく読んでみたいと思います。

それでは、今日も一日よろしくお願いいたします。

泡盛の保存方法と古酒の育て方

泡盛(瓶)の保存方法

泡盛記念ボトルを保存する場所は、湿度があまり高くない冷暗所(直射日光が当たらない涼しい所)にて保存をお願いします。

泡盛出産祝い記念ボトル

また時々、きちんと栓がされているかチェックが必要です。栓が緩んでいると泡盛の蒸発の原因になります。
※泡盛 は元々自らが持っている成分で熟成するため、瓶の中でも成長(熟成)するお酒です。

■泡盛原酒 粗濾過44度

結晶模様のインプロボトル

記念ボトルに充填する崎山酒造廠の粗濾過44度は、丹念に仕上がった泡盛の旨味成分を最大限に残すため、濾過をできるだけ少なくしています。油分成分をほど良く残し、なおかつ自然な風味も漂わせながら貯蔵するのは至難の技。これを叶えてくれるのが恩納岳の水の成分(沖縄唯一の軟水)です。
このようなやさしい濾過は時として澱(おり)を出しますが、品質にはまったく問題ありません。恩納岳の自然水とじっと見守り続ける熟成方法で実現した崎山酒造廠ならではの芳醇な味と風味をお楽しみ下さい。

崎山酒造廠粗ろ過44度泡盛
老麹(ひねこうじ)山水仕込み
甕壷入り泡盛の保存方法

甕入り泡盛も瓶同様、湿度があまり高くない冷暗所(直射日光が当たらない涼しい所)にて保存をお願いします。

書浪人善隆の宝酒嘉例(甕壺)

また甕での貯蔵は少しずつ泡盛が蒸発することがありますので、時々、中身の量をチェックして(飲んだり、蒸発して)泡盛が減った分だけ、少し若い古酒を継ぎ足していきます。その時、泡盛を入れる量は最高でも甕の肩くらいの位置までにします。

■1年間に飲んでもいい目安(全量の20%以下)

 3升甕の場合 1000mlまで 5升甕の場合 1800mlまで

仕次ぎは家族の歴史

仕次ぎとは、琉球王朝時代から伝わる古酒作りの素晴らしい手法です。
具体的にいうと、年代物の古酒にそれより少し若い古酒を注ぎ足すことで、酒を劣化させないようにする手法です。
昔は甕を3つ用意したといいます。そして、一番古い泡盛(1番甕)、次に古い泡盛(2番甕)、またその次に古い泡盛(3番甕)と甕を並べ、一番上等な泡盛(1番甕)を飲んで、その減った分を次に古い泡盛(2番甕)から継ぎ足し、また2番甕が減った分を、今度は3番甕から2番甕へ継ぎ足し、最後は3番甕に、仕次用の一升瓶で泡盛を継ぎ足します。ただ、現実的には、複数の甕を用意できない、また甕の管理も大変と感じる方も多くいらっしゃることと思います。そこで当店では、そのようなご家庭では、まず甕を一つだけご用意していただき、気軽に古酒造りを楽しんで頂くことをお勧めします。甕が一つでも、飲んだ分を仕次用の一升瓶で継ぎ足していけば、安定的に美味しい泡盛を末永くお楽しみ頂けます。

仕次ぎの方法

是非、泡盛古酒を、皆様の「家の宝」として、ご家族の歴史と共に、代々受け継いでいってほしいと思います。

9月4日は「古酒(くーす)の日」

はいさい!宜志やいびん!!
本日、9月4日は語呂合わせで「古酒(くーす)の日」ですね!
そこで今日は、泡盛の古酒について少し紹介をさせていただきたいと思います。

忠孝琉球城焼甕壺

「古酒(くーす)の日」は、古酒文化の継承と発展を広く伝える為、泡盛百年古酒元年実行委員会によって制定されました。
泡盛には約600年という長い歴史があります。
そして日本最古の蒸留酒で、焼酎のルーツと言われているだけではなく、「国産最高の蒸留酒」とも言われています。

多良川酒造地下蔵内部

泡盛の最大の魅力は、なんといっても年月をかけて熟成させれば、素晴らしい「古酒」に育っていくこと。
沖縄では古酒と書いて「クース」と読みます。

長期熟成泡盛貯蔵甕壷

また、よく甕やビンに入れて熟成させることを「寝かせる」「貯蔵する」と表現します。
寝かせば寝かすほど香りも良くなり、口に含んだときの舌触りもまろやかになります(変化します)。

そう、長期熟成泡盛(古酒)のもうひとつの魅力は、香り。

泡盛の香り

その風味の芳醇さは、1853年に琉球国を訪れたペリー一行が、「まるでフランスのリキュール(ブランデー)のようだ」と表現したように、現代でも世界的に評価されている年代物のウイスキーやブランデーと肩を並べることができるほどの名酒が泡盛です。

では、泡盛はどれくらい熟成させれば古酒といえるのでしょうか?

古酒とは

現在の規定では、泡盛の全量を3年以上寝かせたもの(貯蔵したもの)に限り「古酒」表記してよいことになっています。
反対に、蒸留して3年未満の泡盛は「一般酒」と呼ばれ、いわゆる日常で手頃に飲める泡盛として広く流通しています。

泡盛一般酒
ウィキペディア(Wikipedia) より

また、古酒の中にはいくつかの泡盛を混ぜたり、割合が違ってたりする場合もあります。
その場合、表記としては寝かせた(貯蔵)年数が若い泡盛に合わせなければなりません。
例えば、「3年貯蔵泡盛 + 5年貯蔵泡盛 = 3年古酒泡盛」といった具合です。

泡盛は熟成するお酒です。
昔から「金庫のカギは家来に預けても、酒蔵のカギは主人が肌身離さずに持ち歩いた」といわれるほど、古酒は大切に育まれ珍重されてきました。

酒器カラカラ

沖縄では、出産祝いに泡盛入りの甕(壷)を贈り、子どもが成人式を迎えたらみんなで20年ものの古酒で祝う風習が今なお残っています。

熟成泡盛の香り、美味しさとその文化を語り合う「古酒(くーす)の日」
県内各地ではイベントなども開催されます。

古酒(くーす)の日イベント
今年は、パレットくもじ前イベント広場にて開催

琉球泡盛の楽しみ方、さらに古酒文化が皆様に広く認知され、生活の一部となって定着し、さらに受け継がれていく…

泡盛物語

皆さまの絆を深めていく「結酒

泡盛「古酒(クース)ロマン」

なんだかワクワクしませんか?

【世界でひとつ】究極のプレゼント・・・沖縄/特別編

★しあわせ舞台感得土居(どい)の、沖縄移住物語★

「ええ~~!? た、タイムカプセルに初の泡盛投入!!」

みなさんこんにちは。
突然ですが、最近感動しましたか?

「わあ~~って思うようなコト、何度ありましたか?」
ぼくは、この2月の23日、とてもとても感動しました。

なぜなら、中学生の卒業に合わせたタイムカプセルの中に、名入れ泡盛記念ボトルを投入していただくことになったからです!!

 

 

きっかけは、とあるお嬢さま(お客さま)が還暦をお迎えになったお父さんに、と贈られたボトル。

それを受け取ったお父さまがご来店。小生とご近所であったり、そこ読谷村(よみたんそん)のすばらしさを語り合ったのがきっかけでした。
ほんとうにありがたいことです。ご縁に感謝感激であります。

あ、そうそう。そもそもなぜ感動!!なのか・・・・
それはご存じのみなさんも多いと思いますが、泡盛はボトルの中でも熟成を重ね、時を経て、人生の物語を紡いでいくほどに芳醇でまろやかな味わいとなる、まさに未来への贈り物、なのでありますね。

 

 

ここ中頭郡(なかがみぐん)読谷村中学3年生を卒業されたみなさんが、この後、出会いと別れを繰り返し、15年後の30歳の1月に、また同窓会として集まるそうなんです。

校長先生のお話でちょっとうるっときてしまいました。
「わたしは、初めて教師というものになって担当したのが2年9組でした。よれゆえ担任を離れる時、生徒のみんなと約束をしたのです。
”29年後の2月9日、2時(14時)9分、またここ(当時の学校)で会おう”と・・・・」

・・・・・8人の生徒さんが来て、夜は何十人とたくさん集まってお酒をたしなんだそうです。

ね、ね、いいでしょ~~

15歳の生徒さんは、きっとこの日をしばらく忘れてしまって、社会に巣立っていくのだけれど
また、”会える”・・・・そんな「約束のお酒」・・

なんてロマンティックなんでしょう・・・

 

 

みなさんのタイムカプセルは、どこかにありますか?
ぼくにとってはたったひとりの息子の中に、あるのかもしれません。
これからたくさんの学校で、こんなロマンスが生まれるといいな。
卒業していく生徒さんが、平和と愛の中でたくさん子どもを作って社会を育んでくれたらいいな。
そして今回のように、それを支える教育者が、熱くて優しいといいな。
この度、わたしたちかりゆし沖縄に、全卒業生を前にご挨拶をさせていただき
このようなかけがえのない機会をくださった「未来 夢 実現委員会」のみなさま、沖縄県教育委員会のみなさま、読谷村教諭のみなさん、
保護者のみなさん、ほんとうにありがとうございます!!
沖縄が世界に誇る「泡盛を贈り合う」文化を広めてまいります!!


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琉球の伝統を継承する-心を結ぶ琉球泡盛-

琉球王朝時代から、沖縄では甕に貯蔵した泡盛を古酒に育てる伝統がありました。

王家では百年を超える泡盛古酒を国賓に振る舞い互いの和を確かめ
名家では家宝の古酒を振る舞うことで親友や家同士の絆を深めていました。

いわば泡盛古酒は、人と人の心を結ぶ
おもてなしのお酒だったのです。

先の世界大戦でそのような古酒文化は一度途絶えたかに思われましたが
戦後七十年を経た現在、徐々に復活しつつあります。

泡盛は人と人の心を結ぶ、おもてなしのお酒

家庭で泡盛古酒を育てる人も増えました。

昨今では誕生祝いや結婚祝い、新築記念と、人生のめでたい節目を迎える方々に
記念の泡盛を贈る習慣も一般的になっています。

その泡盛には、皆様のご家庭が末永くお幸せで、お贈りした泡盛が百年、二百年と育ち
御家珠玉の家宝となりますようにとの願いが込められています。

 

【泡盛復活論】

ハイサイ!グスーヨー チュウウガナビラ
(こんにちは!皆さま、ご機嫌いかがですか)
今日も梅雨とは思えないほど、朝からてぃーだかんかんの沖縄です。
さてさて、ここ最近は「泡盛が売れない!売り上げが落ちた!」等々の話題がマスコミに取り上げられていますね。


プレス発表

 

うーん、各酒造所では色んな対策を立ててはいるようですが、なかなか特効薬的なものはないような・・・
20年以上前、まだ沖縄に移住する前で、ただただ沖縄に憧れていた頃、普段「泡盛」を飲む機会もなく、ましてや泡盛を目にすることさえもなかった頃は、幻の泡盛「古酒(クース)」ってどんな味なんだろうと一人想像してはワクワクしていたもんです。
本来、沖縄の宝「泡盛」はそのくらい価値のあるお酒だと今でも思っています。
それが2003年から2005年まで続いた泡盛ブームで「日本全国いつでもどこでも飲める酒」になり、その価値は年々薄らいでいってしまったのではないでしょうか?

 

プレス発表

 

そこで私の考える「泡盛復活案」は、泡盛を門外不出の酒にすること。(笑)
つまり泡盛を県外に出荷しないことで、泡盛を再び「幻のお酒」にしよーではあーりませんか!ってことです。


以前、ある酒造所の方から聞いた話では「今は県内出荷9割、県外は1割位かなー」と仰っていました。


もし、沖縄県内の売り上げだけでも「採算は合うさぁー」という酒造所は、今後、県外出荷は一切行わないという壮大且つ大胆な決断をしていただきたいなぁーと思う今日この頃です。


まぁ、でも、経営判断としてそれを決断するのはかなり困難を伴うというか、「そんな馬鹿げた話はない!」と一蹴されそうですが。。
ただ、消費者意識としては「簡単に手に入らない希少なもの」というのは大変魅力的であり、それを所有する満足感はハンパないのもまた事実。
(北海道のお土産の定番「白い恋人」はその良い例かと。。)


泡盛自体はすでに高い商品力を持っており、あとは売り方かと・・・
全国の泡盛ファンの皆様は、この「泡盛門外不出案」
どう思いますか?


それでは、今日も一日ゆたしくうにげーさびら!!

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