ハイサイ! チュウウガナビラ
松本です。
今日は、黒麹菌のお話をひとつ-。

黒麹菌は泡盛造りに
かかせないものですが
第2次世界大戦によって
多くの泡盛酒造所が破壊され
それと同時に黒麹菌も失ってしまいました。
当時は黒麹菌の代わりに
イースト菌を使ったりも
したそうですが、その味は
本来の泡盛の味にはほど遠い
ものだったに違いありません。
その後
廃墟と化した泡盛の工場跡地で
土に埋まって焼けなかった
ニクブク(ワラのむしろ)が発見されたそうです。
このニクブクの繊維を
もみほぐすように
蒸米に落としたところ
24時間後には(蒸した米の)
表面が黒色になり
黒麹菌が繁殖していたそうです。

その時、発見者の佐久本政良氏は
「これで泡盛ができる」
と、涙を流して喜んだと
『現代焼酎考(稲垣真美著)』に記されています。
当時、もし黒麹菌が
発見されなかったら・・・
と考えると、泡盛の戦後復興に
貢献された先輩方々の苦難や
努力に感謝せずにはいられません。
まさに「泡盛は島ぬ宝」です。
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