泡盛は自らの力で熟成する
世界でも類を見ない稀有なお酒です。
もちろん容器を選ばず熟成するのが
泡盛の特徴ですが、今朝の新聞紙面より
「仕次ぎ(継ぎ足し)」を行うことで
より香味を増すということが明らかになりました。
「せっかく熟成したのに
また新酒を入れるなんて…」
そんな声が聞こえてきそうですが
それがまったくの逆!
「仕次ぎ」を行い
もともとの泡盛と混ざり合うことで
より活性化されるんです!
グラフからも分かるように「仕次ぎ」」は
泡盛特有の刺激を和らげる上、香味が強くなる!
本当に理にかなった
沖縄に古くから伝わる
古酒の育成方法なのでした。
仕次ぎを行う理由-。
甕はビンと違って
中の泡盛が少しずつ減っていきます。
その主な理由は
気化や甕そのものに泡盛が
染み込むからだと言われています。
それゆえ、甕泡盛は封を開けずに
ずっと寝かしたままにしておくのではなく、
時折、味見を兼ねて量をチェックしましょう。
そして、もし泡盛が減っている場合は
用意した泡盛で仕次ぎ(継ぎ足し)を行い
さらに熟成を促します。
泡盛の保存に「甕」が最適な理由とは-。
泡盛は熟成するお酒です。
時を重ねるほどに味わい深くなり
まろやかさが増すのが特徴です。
3年以上熟成させたものを
「古酒(クース)」と呼び
5年、10年、20年と長期熟成も可能です。
ちなみに、ビンでも熟成しますが
土から作られた甕で保存するのが一番。
なぜなら、甕は空気に触れる率が高く
酸化から熟成が早く進むこと。
また、甕からほんの少しずつにじみ出る
土のミネラル成分がお酒にいい化学反応を
起こさせ、古酒化を促すからです。
なお、表面を釉薬(ゆうやく)で
コーティングした陶器のような甕は
外気との酸素交換ができないため
泡盛を保存するのならば
伝統的な甕をおすすめいたします。
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